DEMO car 紹介 (BMW E30 M3 RALLY spec)




       
◆ コ ン セ プ ト 
 実はこのクルマ、当社ラリードライバー小西重幸のお気に入り。80年代終わりころにラリーで大活躍していたこのクルマは当時を知るラリーファンには思い出深いクルマです。もしかすると衝動買い?で始まったこのクルマとA/m/sとの付き合いでしたが、いざいろいろと乗リまわしてみれば実に奥の深い面白いクルマ。古いなりにも街乗りでの“わくわく感”はさすが名車の雰囲気。数々のレースでのリザルトがあるだけにカリスマ性をいつも感じられます。そしてなによりスポーツドライブの原点を楽しく思い出させるクルマです。現代においてはたいしたパワーでもなく、電子制御もあまり多くない実にシンプルなシステムそして軽量ボディ。 昨今ではハチロクが人気ですがこのクルマもそれに通じる“スポーツドライブの原点”を楽しむことの出来る数少ないクルマのひとつでしょう。もちろんそんなM3もノーマルではやはりちょっと物足りない。。。とにかく普段乗りも出来てサーキットや峠道は楽しく走れる・・そんなコンセプトで製作しました。

巷ではサーキット仕様のE30-M3は星の数ほど存在します。 でもこのクルマは日本で唯一?のラリー仕様。A/m/sならではの視点で仕上げてみました。 でも実はこの“ラリースペック”というのが究極のストリート仕様だったりするんですよね。 残念ながらこのクルマのホモロゲーションはとっくの昔に期限切れ。日本のラリーに出場しようにもJAFの公認もありません。・・・そしてヒストリックカーというにはまだちょっと早い・・・。 
でもこのマシンでA/m/sは“愛車と楽しむスポーツドライビング”を追求していきたいと思ってます。


◆ ターマックサスペンション 
今回このマシンでもっともこだわったところがオリジナルサスペンション。もちろん上をみればキリがありませんが今回特にこだわったポイントは「しなやかさ」「より多くのストローク」「オイル容量」。この3つはどれも“ラリースペック”でも重視するポイント。千差万別の路面でつねに最高のパフォーマンスを追求するならまさにラリーターマックスペックが最高です。ということであらゆるステージで最高のハンドリングを追求してます。様々な路面変化でも緊張感のないハンドリングそしてトラクション・・これを追求すると街乗りも自然と“やさしく”なります。ラリーターマックのコンペティション仕様ということをより重視すれば本当はもっと柔らかいバネレートでまとめたいところ。しかし、できる限り車高は落としたいというM3オーナーの声にも答えたい。もちろんサーキット走行も・・・。これらをうまくバランスするためにあえてすこしだけ理想より固めの前後とも10Kのスプリングでセッティングしています。 いいサスペンションって乗り心地もいいんです。




◆ ロワ-アームブッシュ&ブラケット
もうひとつのスペシャルアイテムがフロントロワーアームブッシュブラケット。完全オリジナルのスペシャル品です。せっかくの軽量FRを生かすには軽快なハンドリングは譲れません。キャスター角も大きく、偏心ゴムブッシュを採用するフロントサスペンションをどう改善するのか・・・これへのトライが「専用ブッシュブラケット」と「キャスター角調整トップマウント」でした。フロントロワ-アームの不要な動きをなくしよりダイレクトなハンドリングを確保。同時にE30にありがちなフロントタイヤの後退(タイヤハウスへの干渉)を完全に排除します。ちなみにこれらハンドリング改善と同時にφ33のディープコーンステアリングを組み合わせるとかなりいい感じです。



◆ L S D
リアLSDは出来たばかりのCUSCO製品。国産メーカーのクルマがメイン対象だったCUSCO製LSDもようやくBMW向けがデリバリー開始。(スモール,/ミディアム/ラージすべてラインナップあります) これの量産試作品をテストしています。ちなみに派手なドライビングに最適な2WAY仕様。タイムアタックを狙うなら1.5WAYの方がベターでしょう。
トランスミッションは通常Hパターンの純正。ただしファイナルは峠道を考慮し変更しています。



◆ ロールケージ
スパルコ社のFIA公認タイプ。もっとも今となっては時代遅れの“ボルトオン”タイプ。ラリースペックといってもこの“ヒストリックカー”をこれでもかと痛めつけるわけではないのでこれくらいの仕様で十分でしょう。ちにみにサンルーフ付車両ですが、普段乗りを考えればなんとなく残しておきたいという理由だけでサンルーフを残したなんとも不思議な仕様。ロールケージメインフープ部分のみサンルーフレール部分をカットして装着しています。(あたりまえですがサンルーフはチルトしか出来なくなりました・・・) それでもリアセクションとメインフープ部分のダイヤゴナルバーは後ろから見ても不規則なX(クロス)となっていい感じ。ちなみにリアセクションはバーの足がタイヤハウスに落ちるタイプ。本当はりアのショックアブソーバーの取り付け部分にこそ路面からの入力が入るのでリアセクションのパイプはリアのバルクヘッドを突き抜けてショックのアッパー付近に落ちるのが剛性確保的には正しいスタイル!? 将来はそこまで考えるとして現状はヨシとしましょう。




◆ ラリー装備
ラリー仕様なのでラリーコンピューターとインターコムそしてコドライバー用のフットレストを装備。当時はラリーカーにはまだカーボン素材をあまり使わない時代。でもせっかく現代に製作するのですから出来るところは“よりコンペティティブな雰囲気で”というコンセプトのもと仕上げてみました。ちなみにこのカーボン製フットレストとラリーコンピューター・ドアステーは当社のインプレッサのラリーカーにも使用。汎用としても(右ハンドルでも左ハンドルでも)使えるようにデザインしています。 ラリー車の必需携帯品、ファーストエイドキット(救急箱)も載せてます。




◆ フォグランプ
外装はあくまでノーマル。 おおきなリアフラップやリップスポイラーをもつM3のスポエボ仕様は確かにカッコいい。でもラリー車仕上げなだけに、2.3Lのごくシンプルな外観の方がベターです。ちなみにこのマシンはいかにもラリーカーな大きなフォグランプが特徴。実際にこれが無ければナイトランはできません。CIBIEのスポットランプですが、本音を言えばもう2つドライビングランプが欲しいところです。




◆ マッドフラップ
およそM3乗りには“信じられない”と言われてしまいそうなのがこのマッドフラップ。 ラリーカーといえばこれ?かもしれません。当時はまだ赤いマッドフラップが登場する前の時代だったので本当は渋く“黒”で作りたかったのですが白いボディには目立つ“赤”も悪くないなということでこのようになりました。基本的にはターマック仕様なのでマッドフラップは不必要ですがラリーカーを主張するためにあえて装着してみました。さらにかつてのランチャデルタをイメージしたような“マッドフラップ巻き・ターマック仕様”も再現。 実はM3は当時グラベルラリーでもそこそこ活躍してます。あの1000湖ラリーでもアリバタネンがドライブ。 当社のマシンもグラベル用ラリータイヤは準備してあり、近日グラベルデビュー予定です。




◆ BASTOS MOTUL M3
80代最後にターマックラリーで活躍したプロドライブ製M3のイメージを再現
  (〜ロゴステッカーはオリジナルモディファイになってます)
A/m/s Inc. -Active motor sport-
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