ラリーというとグラベル(未舗装)で豪快な砂埃を立ててマシンが横ッ飛びでコーナリングするシーンを浮かべる人も多い。しかし、ターマックで争われる”公道レース”。これもまたラリーの姿である。ラリーという定義はあくまで公道最速を競うもの。路面を問わず速いものが勝つのである。グラベルの魅力。それは砂塵を巻き上げる豪快なドリフト走行に尽きる。こればかりはサーキットレースではお目にかかれないであろう。グラベルというだけあり、森林地帯や山岳路が舞台。時には河渡りもあるし、人の背より高く飛ぶジャンプもある。この三次元的躍動感こそグラベルラリーの魅力だ。そしてターマックの魅力。これは車高を落としたレーシングカー的ラリーカーが限界ぎりぎりの緊張感でワインディングを駆け抜けていくもの。グラベルとは違いマシンも汚れず輝いているし、スキール音や路面に残るタイヤのブラックマークにも迫力を感じる人も多いだろう。
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