日本でも多くのラリーが開催されている。”ラリーは決められた指示速度で走ってその減点から正確さを競うんでしょ”という人もいるかもしれない。たしかに、日本のラリーは基本的にシークレットラリーといってアベレージ走行が基本になっている。これも確かに間違ってはいない。いまでも日本中の多くの場所でこのタイプのラリーが行われている。しかし、これはスポーツ的要素が少ない。なぜなら、スポーツとは体力的、戦略的そして精神的戦いだと考えるから。もちろんWRCのようなSSを組み込んだアベレージラリーも数多い。これは、純粋なスポーツというよりスポーツとゲーム的要素の融合イベントともいえ、それはそれで面白さが多い。
ただし、日本のラリーも今は少しずつ変りつつある。現在の全日本選手権はトータル距離やアベレージスピードこそWRCよりもスケールが小さいものの、SS主体のシステムによって“速いものが勝つ”ラリーになりつつある。全日本選手権として4WDと2WDシリーズの2つのシリーズがあるが、システム自体はWRCと同じ部類のラリーになっていると考えていい。ただし、車輛規定など詳細は大きく違う。2001年日本で国際格式のラリーが開催されたが、この時国際ルールに戸惑ったエントラント(参加者)も多かった。こうしたラリーが開催されることでこれからの日本のラリーのルールも少しずつ変っていくことだろう。
▲ ▼